カナッペ

ブルスケッタ(イタリア)に似たものでカナッペ(フランス)があります。

薄く切ったフランスパンやクラッカー、ビスケットなどを土台として、チーズや野菜、サーモン、ディップなどをトッピングした料理です。彩りがよくパーティーの前菜だけでなく、お酒のつまみとしても。

発祥の経緯や歴史は分っていませんが、1600年代フランス国王ルイ14世の頃にはあったといわれており、正式な食事とは別に夜食やパーティーでお酒のつまみとして食べられていたようです。

カナッペの語源はフランス語で「背もたれのあるソファー、長椅子」という意味です。ネーミングの由来としては、フランスの豪華な宴会では、食卓に付く前に別室に置かれた長椅子に腰を掛けて片手にグラスを持ち会話しながら食べる習慣があり、そこからカナッペと呼ばれるようになったという説。もう1つは、パンの上にのる具の様子がソファーに人が座っている姿と似ていることから付けられたという説があるそうです。

同じフランス料理でタルティーヌというものがあり、こちらはフランス語でタルティネ(塗る)という意味である。パンなどにクリームチーズ、バター、ジャムなどを塗る。塗った上から具材をのせるので、タルティーヌもブルスケッタと同様にカナッペと似た料理です。しかし、どちらかというとカナッペは塩辛い食材を中心に料理の前菜や酒のつまみとして使われるの対し、タルティーヌは甘いジャムなどの食材を使いおやつとして出されることが多いそうです。

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